ミズノウォーキングシューズ「THE LD GTX 」レビュー

ウォーキング

こんにちは。僕は最近ウォーキングを健康づくりやストレス解消を目的に取り組んでいます。そして、ウォーキングを楽しむ上で欠かせないのが適切なシューズです。今回は、僕が愛用しているミズノのウォーキングシューズ「THE LD GTX 」をご紹介します。本記事では、このシューズの特徴や利点、また注意すべき点などを詳しく解説します。

シューズの説明

THE LD GTXは2006年よりミズノから展開されてきたLDシリーズの最新フラグシップモデルであり、長距離でも快適に歩けるよう設計されてきたシューズです。シリーズの特徴を継承しつつ、GORE-TEXや前足部パンチング加工など新機能を積極的に取り入れています。

総合的に評価するととても良い靴であり、真夏でも時間を見つけて歩きに行くくらいウォーキングへのモチベーションが上がりました。以下に、良い点悪い点を書いていきます。

いい点

その1:アウトソールは耐久ではなくグリップを重視している 

同じLDシリーズの前作では、アウトソールのかかと部に「X10」と呼ばれる、通常のラバーに比べて耐摩耗性が約80%向上(公式サイトより引用)したラバーが使われていました。しかし、凹凸が完全に摩耗するまで歩くとなると相当な距離が必要であり、僕の場合使い倒す前にアッパーがボロボロになってしまいました。歩き方にもよるのでしょうが、あくまで消耗品であるスポーツシューズにそこまでの耐久性は必要ないと感じました。

対して、本シューズのアウトソールは濡れた路面でも滑りにくいゴム「Wgrip」に一新され、前足部の凹凸パターンにはグリップ性を意識した意匠が採用されています。自分がよく歩く中山間部の歩道では、湧き水や苔により歩道が濡れて滑りやすくなっている場所も多いので、嬉しい変更です。

その2:踵から爪先まで「歩き」を支える確かなサポート

お馴染みの「ミズノウェーブ」ですが、今作ではより体重移動に重点を置いた新設計のものを採用しているようです。また、かかと部分には初めて名前を聞く「MIZUNO ENERZY FOAM」なるものが搭載され、高反発素材を用いて衝撃吸収や体重移動をサポートしてくれます。

ミズノやamazonの商品ページを見てみると「体重移動」というワードが繰り返し出ていることがわかります。実際初めて歩いたときからつま先への体重移動をすぐに感じることができ、他の靴との明らかな違いがわかります。普段の歩きでは行いませんが、意識して親指に体重をかけると「ぐいっ」という感じで踵が上がる感覚がありました。歩くスピードもかなり向上し、他の運動靴と比べ体感1キロ/時程速く無理なく歩けます。

その3:様々なシーンで使えるデザイン

一般的にスポーツシューズといえばカラフルなデザインやメーカーロゴが大きく描かれていて、仕事や日常に使うのは難しい印象です。しかし、LDシリーズの革+シンプルなデザインはカジュアルからビジネスシーンでも違和感なく使えます。自分の場合、徒歩通勤に使いそのまま仕事中も履いて作業できるのでとても便利です。

悪い点

その1:革素材故の傷つきやすさ

アッパー部が天然皮革で構成されており、これがまた傷つきやすいのです。舗装路の上を歩く限りでは頻繁にぶつけたりしないのですが、手入れをするときに近くで見てみると、何かで引っ掻いたような細かなキズがつま先にできています。

また、ランニングシューズのように水と洗剤をかけて洗うことができないため、うっかりぬかるんだ地面を踏んでしまうと悲惨なことになります。近所の散歩程度では気にならない欠点ではありますが、長距離ウォーキングという本靴が想定する使い方をすると、どうしても汚れがネックになります。

本格革靴のように、丁寧にお手入れできる人ではないとオススメできません。

まとめ

皮製の運動靴というのは新鮮で履くだけで気分が上がります。性能面も申し分なく、中、長距離のウォーキングを始めたい方や高価格帯の靴へグレードアップを考える方ならTHE LD GTXはオススメできます。しかし、非整地をよく歩いたり日常のメンテナンスを億劫に感じてしまう人はトレラン系のシューズのほうがいいかもしれません。

公式価格で¥24,200円と高いですが、自分に合えば良き相棒になってくれるハズです。スポーツショップなどで見かけたら試し履きしてみてはいかがでしょうか?

タイトルとURLをコピーしました